2012.05.24 Thursday
今日の映画:日活創立100周年記念 特別企画「生き続けるロマンポルノ」
先日、映画・音楽通の先輩から、
「生き続けるロマンポルノ」をおすすめされましてん。
その中から何本かpick upしてもらったなかの1本と
そのあと流れで見てしまった 計2本みました。
今年の9月で日活は創立100周年だそう。
それを記念して、
当時、リアルタイムで作品にふれ、評論してきた
蓮實重彦、山田宏一、山根貞男 という3人の映画評論家が
厳選した32タイトルを上映しています。(〜6/1まで)
まず、わたしの疑問。
「ピンク映画」と、「日活ロマンポルノ」ってどう違うのか、というところ。
やっぱり、女の子が女性のはだかや、男女の情事を白昼堂々とみることに
少し恥じらいを覚える独身女性wとしてそこは抑えておきたかった!!!
調べてみると、
「日活ロマンポルノ」は斜陽期にあった映画業界の中で「映画の灯火を消さない」
ためのチャレンジとして大いなる決断だった。
既に存在していたピンク映画とは違って、伝統のスタジオシステムと
一流のスタッフに支えられた若手クリエーターたちが
一定条件を満たせば自由に作れる映画。
とのこと。
やたらと情事がクローズアップされるピンク映画とは違って、
ストーリー(脚本)もしっかりしたもの、
作られる背景が違った、ということで
映画のいちジャンル(サスペンス、ラブロマンス、青春・・・のような)として
見ることができますね!
※ただしもちろん18歳未満はだめ。
わたしがみたのは
「秘色情めす市場」(スゴイタイトルです・・・w)
共に売春婦として生きる母と娘。
街に流れついた若い男女。
猥雑な大阪のドヤ街に生息する人々を自在なカメラワークで捉えた
映画史に残る傑作。
いやー。
初ロマンポルノ。
傑作、とあるように、私が見た回では満席な上、
立ち見の方々も!!すごい人気なんですね。
モノクロで映し出されるドヤ街
暑さが伝わってくるほどの生々しい映像。
見たこともない世界が広がっていました。
当時(1974年)のドヤ街は一触即発な
ただならぬ雰囲気で、暴動もよく起きていたらしく、
スタッフも浮浪者に化けて実際に住んでいる人たちに
刺激を与えないような配慮をしたといいます。
ダイナミックなカメラワークも隠し撮りをしていた
賜物といえそうです。
母と娘で売春しているなんて設定
ほんと考えもつかないねえ。
あっけらかんとした主人公のトメの笑顔と、
からころとひっかけたサンダルで歩く姿は
どこか物悲しくて、とても切なくなりました。
けど、トメ役の芹明香さんのはすっぱな感じは みていて、気持ちがいい。
ねちっこくない。
ねちっこいのは、年寄りなんよ。(男女とも、w)
あと、もうひと方めちゃくちゃ色っぽかったのが
宮下順子さん。
ほんと、お綺麗だったな。
柔肌を恥じらいながら晒し、
最後は快楽に身を委ねる・・・!
人間らしくて 素敵でした。
こちらはあと、5/29、6/1にも上映されるので
気になる方は是非足を運んでください!
そうそう、劇場では女性にこんな気遣い。
やっぱりゆうてもポルノ映画なので、
女性一人みるのには、この席たすかりますよー。
ユーロスペース
「生き続けるロマンポルノ」をおすすめされましてん。
その中から何本かpick upしてもらったなかの1本と
そのあと流れで見てしまった 計2本みました。
今年の9月で日活は創立100周年だそう。
それを記念して、
当時、リアルタイムで作品にふれ、評論してきた
蓮實重彦、山田宏一、山根貞男 という3人の映画評論家が
厳選した32タイトルを上映しています。(〜6/1まで)
まず、わたしの疑問。
「ピンク映画」と、「日活ロマンポルノ」ってどう違うのか、というところ。
やっぱり、女の子が女性のはだかや、男女の情事を白昼堂々とみることに
少し恥じらいを覚える独身女性wとしてそこは抑えておきたかった!!!
調べてみると、
「日活ロマンポルノ」は斜陽期にあった映画業界の中で「映画の灯火を消さない」
ためのチャレンジとして大いなる決断だった。
既に存在していたピンク映画とは違って、伝統のスタジオシステムと
一流のスタッフに支えられた若手クリエーターたちが
一定条件を満たせば自由に作れる映画。
とのこと。
やたらと情事がクローズアップされるピンク映画とは違って、
ストーリー(脚本)もしっかりしたもの、
作られる背景が違った、ということで
映画のいちジャンル(サスペンス、ラブロマンス、青春・・・のような)として
見ることができますね!
※ただしもちろん18歳未満はだめ。
わたしがみたのは
「秘色情めす市場」(スゴイタイトルです・・・w)
共に売春婦として生きる母と娘。
街に流れついた若い男女。
猥雑な大阪のドヤ街に生息する人々を自在なカメラワークで捉えた
映画史に残る傑作。
いやー。
初ロマンポルノ。
傑作、とあるように、私が見た回では満席な上、
立ち見の方々も!!すごい人気なんですね。
モノクロで映し出されるドヤ街
暑さが伝わってくるほどの生々しい映像。
見たこともない世界が広がっていました。
当時(1974年)のドヤ街は一触即発な
ただならぬ雰囲気で、暴動もよく起きていたらしく、
スタッフも浮浪者に化けて実際に住んでいる人たちに
刺激を与えないような配慮をしたといいます。
ダイナミックなカメラワークも隠し撮りをしていた
賜物といえそうです。
母と娘で売春しているなんて設定
ほんと考えもつかないねえ。
あっけらかんとした主人公のトメの笑顔と、
からころとひっかけたサンダルで歩く姿は
どこか物悲しくて、とても切なくなりました。
けど、トメ役の芹明香さんのはすっぱな感じは みていて、気持ちがいい。
ねちっこくない。
ねちっこいのは、年寄りなんよ。(男女とも、w)
あと、もうひと方めちゃくちゃ色っぽかったのが
宮下順子さん。
ほんと、お綺麗だったな。
柔肌を恥じらいながら晒し、
最後は快楽に身を委ねる・・・!
人間らしくて 素敵でした。
こちらはあと、5/29、6/1にも上映されるので
気になる方は是非足を運んでください!
そうそう、劇場では女性にこんな気遣い。
やっぱりゆうてもポルノ映画なので、
女性一人みるのには、この席たすかりますよー。
ユーロスペース